アラスカ州寒冷障害へのガイドライン2003(2005改訂)

(10) 凍傷-1.はじめに

【はじめに】

凍傷とは組織の凍結をいい、表面組織のみ侵されたり、骨迄進展しうる。
凍傷の発症と重症度は外気温、風速、暴露時間、暴露範囲の大きさ、下記の傾向が関与する。

・ ひどい、不十分な冷気や風からの隔離
・ 浸水
・ 高度
・ きつい衣服や靴による循環障害
・ 疲労
・ 外傷
・ 循環疾患
・ 低栄養
・ 脱水
・ 低体温症
・ アルコール、薬物使用
・ タバコ

凍傷組織への障害は組織内(典型的には細胞間)の水分が結晶化し、結果的に細胞内の電解質が濃縮することによって起こる。
凍傷はアラスカでは頻繁にあらゆる状況で認められるが、浅い凍傷は自宅で患者自身で治療されている。
時に、評価と治療をうけるため医療施設に搬送が相応しい重症な例もある。凍傷が深いからといって、野外で解凍を施行するために救急医療従事者を必要とする事は滅多に無い。しかしながら、他の外傷に引き続いて起こった凍傷は浅い凍傷でも治療の必要がありうる。(例:自動車事故傷病者が、救助の到着や医療従事者を、氷点下にさらされながら待たなくてはならない場合)

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